徒然おぼえがき

思ったこと、好きなこと、色々。

オーストラリア生活① 出産

前回もちらりと書きましたが、現在一時的にオーストラリアで暮らしてきます。


昨年末に娘を出産したのですが、コロナの影響で日本に帰れず予想外にオーストラリアでの出産となりました。
どこかにその記録を記しておきたいなと思ったので、こちらに。
ちょっと生々しい部分もあるので、その辺り苦手な方はご注意ください。

また、パソコン開きたいのに開けない(気持ちの問題)ので、スマホから書いてます。読みにくくてごめんなさい。いつかちゃんと整えたい。

 

まず、私が選択したのは「計画無痛分娩」でした。
夫が確実に立ち会えるタイミングにしておきたかったのと、日本からのヘルプがなかったので出産のダメージをできる限り減らしたいと思っての選択です。

周囲にオーストラリアでご出産された方が多くいらしたので、その方達から色々と話を聞いていました。


その中で一番恐ろしかったのが「股の間に鏡置かれるよ」という衝撃の事実。
うまくいきめているか分かるように、鏡を見ながら確認させてもらえるとか。
いや……正直……どうにか回避したい。
そんな不安を抱えつつ、ついにその日がやってきました。

 

 


19:00入院
まずはNST(Non- Stress Test)で、お腹の張り、赤ちゃんの心拍、胎動などをチェックします。
余談ですがオーストラリアではCTG(Cardio Toco Gram)と呼んでいました。やってることは一緒だと思われます。

 

20:15促進剤ジェルを注入
その後1時間ほど仰向けでジェルを馴染ませて、同時に再度NSTをしました。
はじめは張ってるなーという程度だったのが段々と強くなり、腰と子宮が爆発しそうな張りと痛みを感じるように。こ、これが噂に聞く陣痛…!
寝転んでいると痛みが強く、立ち上がって病室をウロウロ。強い張りが来た時はベッドの柵を掴んで耐える。
前日あまり寝られなかったので(妊娠初期から不眠に悩まされていました)意識朦朧で吐き気がしたり。ソファベッドがあったので夫はそこで窮屈そうに横になっていました。寝ていいよと私から言ったものの、理不尽に「気持ちよさそうに寝やがって!」という気持ちが湧きます。窮屈そうにしている時点で気持ちよさそうではないです。
助産師さんには、体を温めるためにシャワー浴びるといいよーとアドバイスされるも、実践できず。

 

3:00限界が来ました
助産師さんを呼んで「もう私は限界!」となけなしの英語力で訴えました。
子宮口も開いてきたのでバーススイートへ移動。日本で言う分娩室だと思いますが、日本のテレビで見たのとはだいぶ様子が違いました。部屋は我が家のリビングよりよほど広く(15畳以上はあったと思う)、水中分娩用のでっかい浴槽や、バランスボール、シャワースペースやトイレも完備されてました。
入室してすぐ腰に注射を打って(たしか筋弛緩剤的なものです)、ハッピーガスも使い始めました。おかげでかなり痛みがマシに。
このハッピーガスというのは日本語だと「笑気ガス」というやつです。映画だと吸ったら笑いが止まらなくなる、という感じでしたけど、私はそんなことはなかったです。ただ気が遠くなるというか?神経麻痺なんですかね?

 

6:00担当の先生が出勤、診察
子宮口2cmとのことで、パッと破水処理。うわ!水出た!くらいの感覚でしたが割とすぐ止まりました。どういう仕組みなんだろう…?

 

7:50限界が来ました②
痛みが強くなってハッピーガスでは誤魔化しきれず、かつ副作用で眩暈がするので積極的に吸うのを躊躇してのたうち回ってたら、突然助産師さんに「いつでも麻酔入れていいんだよ?どうする?」って言われました。この時の痛みの間隔は1分くらい。
その時は痛くて意識朦朧としてたのもあって、突然の提案に戸惑ってしまい「お、オッケー…」って言って終わったけど、次の波が来た時に「今日混んでるから麻酔入れるなら早めに言ったほうがいいよ。いれる?」って言われて「YES!!!!!!」と叫びました。助産師さんにウケてました。
いつから麻酔入れてよかったかは不明。言ってくれよ。

 

8:10麻酔
早めの時間帯にお願いしたおかげか、思ったより早く先生が来てくれました。
すごく可愛いバンダナつけてて、色々と副作用の可能性とかを説明されたのち、ベッドに腰掛けて背中に注射を打ってもらいました。
とにかく麻酔が効くまでハッピーガス吸ってと言われたので、処置の開始からずっとハッピーガス経由で呼吸してました。さすがに吸いすぎて幻覚が見えました。

 

8:30麻酔の処置完了
20分ほどで効き始めて、痛みがスーッと消え、さっきまでの苦しみをころっと忘れました。
お腹の張りは感じるし足も動かせるけど、氷を当てられても何か当たってるなーって思うだけ。ただ、そのうち右足はうまく動かせなくなりました。感覚はあるものの、力がうまく入らない感じです。
ここからはほぼ寝てました。
ちなみに、バーススイートに移動してからずっとNSTの機械で心拍数やお腹の張りを計測されていましたが、麻酔を入れてもらった時点でのお腹の張りは数値としては40くらいでした。その後は100を超えるくらいまでどんどん上がっていったので、私が体験した陣痛はまだまだ序の口だったようです。

 

9:15尿道カテーテル挿入
子宮口は3cmくらい。
この時は尿道カテーテルとそんなに長くお友達になるとは思っていなかった…

 

13:00子宮口全開
助産師さんがおしゃべりついでに子宮口チェックしたところ全開で、更に赤ちゃんがかなり下りてきていたので、慌てて分娩準備。
でもこの時担当の先生が別の分娩中だったのでしばらく待ってね!と言われ、その間に研修生と思しき助産師さんからどんなお産にしたいか?とヒアリングがありました。
私から言いたいことはたった一つです。
「股の間に鏡を置くのはやめて…」
必死のお願いでしたが助産師さんたちにはウケてました。なんでだよ。
「気持ちはわかるけどうまくいかなかったらあなたと赤ちゃんのために置くわよ」
うまくいかせるしかないです。

 

14:00分娩開始
それまで寝そべっていた、背もたれの角度を調整できるタイプのベッドでそのまま分娩します。
分娩用の足乗せる台とかはなく、足をカエルのように開いて両側に立った先生と助産師さんの腰に足裏をべたっとつけて固定されました。自分は手を伸ばして腿裏とお尻の間あたりをぐっと開きながらいきみます。
この時下半身は何も着てません。夫が真横に立ってますが特にタオルで隠してもらえるとかそういうこともありません。そのことについては考えるのをやめました。
張りを感じたら顎を引いて思いっきり力を入れます。夫が枕越しに背中を押してくれたので顎を引いたり背中を起こしたりするのはかなり楽でした。
いきむタイミングも、NSTの機械付けっぱなしですし、感覚としてもお腹の張りがわかるので問題ありませんでした。13:00以降は意識して張りの波形を見て、最大値に至るまでの秒数とかいきむタイミングをイメトレしていたので、それもよかったのかも。鏡を置かれたくない、その一心です。

 

14:35出産
7回いきんだくらいでツルッと生まれました。産声を聞いた時は流石に感動して泣けました。夫も泣いてました。娘は問題なく泣いたものの、途中一瞬静かになって先生にどつかれてました。
へその緒は夫が切りました。思ったより硬かったらしいです。

 

 

こんな感じで出産自体はスムーズに終わったものの、胎盤が一部体内に残ってしまい、先生と助産師さんがぐいぐいお腹押してくる。これがめっちゃ痛い。さっきまで何の痛みも感じていなかったのでその反動もあり本当に痛く感じました。
でも痛みを表現する英語を全然知らないのでひたすら「アウチ!アウチ!」って言ってました。勉強って大事ですね。
結局お腹押す作戦はうまくいかず、そのまま手術室へ直行させられてしまいました。
しかし何せ私は眠くて仕方がなく、手術室で追加の麻酔入れられて爆睡。


目覚めたら3時間経っていました。
夫はその3時間の間、生まれたての娘を抱っこして病室で待っていたらしいです。誰からも何の指示も指導もなく、どうしたらいいんだろうかとオロオロしながら過ごした夫、完全にここで父性が芽生えたようです。
これ以降、手術の影響で大量の点滴と友達になってしまい、点滴が外れるまで授乳は何とか添い乳であとは全て夫任せ。ちなみにそれまで尿道カテーテルも外れず、全裸で布団に包まれたまま2日くらい過ごしました。

服は着させて欲しかったよ…

 

娘はすくすく成長中です。かわゆい。

f:id:Mila0642:20210410104030j:image

好きな食べ物ベスト3 #FFFFFF

茉莉子さんの企画に参加したくて、はてなブログはじめてみました。

 

 

hikidashi-3.hatenablog.com

 

一時的にオーストラリアに住んでおりまして、海外からのアクセスのせいか「開設審査をします」とはてなさんに通告され待つことしばし。結局我慢できずに問い合わせをしてしまいました。
そういうせっかちな人間です。
最近とんとパソコンに触れていなかったので、手探りも手探り。
リンクの貼り方もよくわかっていませんので、おかしなところがあったらごめんなさい。

自己紹介がてら失礼いたします。やはりその人を知るには好きなもので、ということで。

 

好きなたべものベスト3(1でも5でも)

 

 

考えたんですが。1つしか思い浮かびませんでした。
正確には、好きな食べ物はすごくたくさんあるのですが、順位をつけられるのが1つだけしかありません。

 

じゃがいも。

 

とにかくじゃがいもが好きです。
焼くもよし、茹でるもよし、揚げるもよし。
小さい頃からじゃがいもに異常なほど執着がありました。

食卓にポテトサラダが出た日にはとにかくまずは山盛りスプーンで掬う。
カレーを盛り付ける時は多めにじゃがいも。
マックのポテトはLサイズじゃないと食べた気がしない。
何年か前ですが「ハッセルバックポテト」なるものが巷で流行ったときには早速試しました。
姉に付き合ってもらってフライドポテト専門店に行ったりもしましたね。

 

そんな私、昨年出産したのですが、ひどめの悪阻で妊娠初期に体重が7キロ減りました。
とにかく食べ物の匂いを嗅ぐと気分が悪くて何も食べられず、ずーっと寝ていました。
もうこのままだと生命の危機。
そんな状態でフラフラしながら望みを託したじゃがいも。
あいつはしっかり期待に応えてくれました。


じゃがバター、うまい!!!!!


ラップにくるんだ皮付きのじゃがいもをレンジで4分ほどチンして、お皿に載せるだけ。ナイフで十字に切ってバターと塩。それだけです。
皮なんか剥かなくてもナイフとフォークで切り分けていけば自然と剥がれるし、洗い物も少ないし。
まさに。
まさにじゃがいもこそが理想にして唯一無二の食べ物!

そんな感じで安定期に悪阻がおさまり、そこから15キロ太りました。


じゃがバター、罪深い!!!!!

 

こんな人間です。どうぞよしなに、よろしくお願いいたします。